任意整理にかかる弁護士費用
任意整理での弁護士費用の相場は、1社40000円に任意整理によって減額した借金の差額の10%と言われています。
例えば、1社の借り入れで借金総額が200万円、任意整理で借金が80万減額したとしますと、弁護士費用は40000円+80000円で12万円となります。
多重債務でしたら一社では済みませんが、5社の借金を任意整理しますと弁護士費用は60万円となります。

このあたりは非常に注意しておかなければいけません。
また、過払い金請求の場合も処理した会社の数だけ費用がかかるということです。
任意整理など債務整理を依頼できるのは弁護士だけではありません。
司法書士も任意整理を扱うことができるようになりました。
2003年の法改正によって、司法書士に債務整理を依頼することができるようになりました。
ただし、司法書士は、債務総額が140万円以下の案件での交渉権、そして簡易裁判所の訴訟代理権に限定されています。
つまり、債務総額が140万円を超える場合は、司法書士の範囲外となりますから、弁護士に依頼することになります。
任意整理では、交渉に応じない債権者がいるなど、和解交渉がスムーズに進まないことがあります。
また、裁判手続ほど借金の減額ができないというデメリットもあります。
任意整理は、裁判手続である自己破産や個人民事再生手続のように借金の全額もしくは一部を免除するものではありません。
つまり、利息制限法に基づく引き直しの範囲でしか借金を減額することができませんから、裁判手続による債務整理より減額率が低くなってしまいます。
特定調停も任意整理も分割払いを原則としているという点では同じですが、債務名義にならず、過払い金も回収できるという点では、任意整理のほうが優位と言えるでしょう。
措置命令、17条決定、あるいは民事執行停止といった特定調停独自の制度を利用する必要性がないのでしたら、任意整理が良いようです。
弁護士などによる任意整理の場合、切手代などの実費の他、報酬が必要となりますから、その点も考慮して手続を選ぶようにしましょう。
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